自然っていいなあ!!

梓川の水辺から

「やばし」〜梓川ウォッチング



1996年5月〜1996年9月までの「やばし」をご覧ください。


9月21日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.13>より

<小さな川に大魚>

 矢橋の林の中の川幅10cm、水深3cmを18cmのウグイ2尾が上がり、ホトケドジョウが川幅4cm、水深2cmで多数見つかる???
 魚博士の中村一雄先生「それだけ水があれば上ります」


シジュウカラの群がにぎやかに移動しています。
ヤマセミがここ数回飛んでいました。  


9月11日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.12>より

<ツルボ(ユリ科)>

 梓川の堤防にはツルボが多い。特に倭橋上流、松香寮から一本松の間はみごとだ。
 子供のころ河原の石を割って、ツルボの球根をよくすってそれをつけ、くっつけて遊んだ。
石ねんぶるといっていた。

 ねんぶる:ノビル


9月1日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.11>より

<カワニナ>

 梓川村でカワニナを見かけなくなってどのくらいたつのだろうか。
 「松本盆地および周辺山地のカワニナ類」藤田敬 著(日本民俗資料館、松本市立博物館研究紀要第1集別刷-1990年3月)を見ると、産地に上高地があった。それなら村内の水路を見て回ればどこかにいるかも知れない。8月25日幹線水路が断水した。矢橋より水路を下ること7Kmくらいのところで3.8cm他見つける。

 矢橋ではアケボノソウが咲き出す。


8月21日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.10>より

<トンボ>

 矢橋には大型のトンボがたくさんいる。これがオニヤンマと知る。水面が見えないほどのびた草を刈りトンボの産卵場所をつくる。
 オニヤンマがどこからか何匹もが集まりすごい争いがはじまった。

1996年8月21日朝6:10〜6:30

水温
梓川本流18.0℃
林内の小川15.5℃
メダカの学校16.0℃
矢橋放水路15.0℃


8月11日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.9>より

<カワラナデシコの白花>

 今矢橋では、カワラナデシコがたくさん咲いています。
写真家、田淵行男先生の随筆集「黄色いテント」のカワラナデシコの白花は、ここで撮影されたものです。



8月1日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.8>より

<ホトケドジョウ>

 矢橋には小さな池と小川がある。
ここにホトケドジョウがいたけれど、10月頃より干上がる。
3月再び水が流れる。

下の表は1996年3月24日から7月31日までのウケに入った生物の種と数です。

    ウケに入った種と数

  ウケA ウケB ウケC
ホトケドジョウ 543 137 27
シマドジョウ 278 64 15
ドジョウ 24 7 14
アブラハヤ 12 9 1
スナヤツメ 28 18 3
カニ 4 33 21
モノアラガイ 3 6 1810
イモリ 12 2 116
メダカ 1 1 0


7月21日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.7>より

<ギナ>

 スナヤツメをギナと梓川村ではいう。
 7月はじめより産卵行動が始まり、多いときは50〜60尾、今は小型のものが数尾で続けている。


7月11日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.6>より

<メダカ>

 メダカの学校(梓川村教育委員会、白鳥の会)で無事越冬した。メダカが卵を産み、2cm以上大きくなっている。
1996年7月10日朝7時
天気:くもり、気温:19.0℃、水温:13.5℃



小田原市のメダカの学校 開校5月8日(5月4日写す)
都市部ではこうなってしまうのですね…。


7月1日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.5>より

<草(1)>

 春のお彼岸のとき、林の中を歩いた。オオバジャノヒゲ、ノビル湿地にはクレソン、ワスレナグサ、アケボノソウが群落をなしていた。
 シュンラン、オモトも多い。オモトが多いのは人家の近く、小鳥が実を運んだものだろう。矢橋は庭のもの、帰化植物がいろいろある。
 5月末、オランダフウロが群落をつくり咲いていた。

 ギナ(スナヤツメ)が産卵に集まる。


6月21日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.4>より

<木(1)>

 梓川河岸段丘の幅頭からみる矢橋はニセアカシヤの林になっている。
 中を歩くとコブシ、キブシ、ジシャ、サクラ類がひっそりと咲いていた。
 ニセアカシヤの花が終わった湿地へ入ってみると、ニシキウツギが50株ほどあり、白から紅に変わっていた。
まもなくシナノキがいい香りをただよわす。

幅頭(はばあたま)、幅先(はばさき)段丘の斜面をこの辺では「はば」という。

山崎林治先生が白寿の誕生日を前に礼文島へ行って来ました。


6月11日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.3>より

<鳥(1)>

 野鳥観察の小径と書かれた案内板がところどころにあります。
 これは丸田の中澤さん夫妻が取り付けたものです。中澤さんによるとここ矢橋で今までに80種くらいを観察し、仲間がみたものを合わせると100種くらいになるといいます。

今年クイナをみる。

 ‥‥この時期暗くなったばかりの河原を歩くと、ヨタカが決まって顔の近くまで飛んでくるがこれはなんでしょうか?


5月31日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.2>より

<魚(1)>

 矢橋には湧き水による小さな2本の流れがある。
 「昭和24年に復員してきたとき、ここはほんせんだったぢ」地主の1人はこう話してくれた。

現在ここに
ホトケドジョウ(オカメドジョウ)
シマドジョウ(ヤナギドジョウ)
ドジョウ大物17.2cm
スナヤツメ(ギナ)
アブラハヤ(ハヤ)
フナがいる。

1995年7月22日よりメダカ放流。
1995年7月2日まではオイカワもいた。

本線:本流


5月21日「やばし」〜梓川ウォッチング<No.1>より

<矢橋元年>

 松本市の川越印刷のカレンダーは30年以上も小林会長の水彩画で作られ、今年1996年6月は梓川 矢橋放水門です。
 また、中日新聞松本ホームサービスの5月2日第934号新松本百景は矢橋放水門と水辺郷道路でした。

 矢橋‥‥梓橋と下島橋の中間の中信平左岸幹線水路の水門のある付近の地名?

矢橋の自然は多様でわからないことが多く楽しい。


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