〜自然っていいなあ!!〜

梓川の自然

〜梓川ウォッチング〜


 信州安曇野の最南端に位置する松本市梓川から、自然観察のレポートを紹介していきます。

 山あり川ありの自然が豊富な村ですが、松本の郊外ということもあり田んぼから住宅地へ、そして大規模なショッピングセンターや新設の道路などにより車の通行量も増え、知らず知らずのうちに自然が無くなっていくように感じられます。

 都会はもちろん日本国中、ここ梓川地区にも見受けられるのですが、自然に親しむための公園など行政が整備した場所は、整然とした見た目のきれいさや管理のしやすさが優先され、“人に(だけ)有効な”公園という感じが強く、動植物が本当に必要な豊かな自然環境が軽視されています。その結果私達は、与えられた場所で与えられた自然と接するだけの、いわゆる箱庭の自然を楽しまされているようです。

 しかしここ梓川流域には、コンクリート護岸のない自然な景観を保っている河原もまだ残されています。そのため大雨のために川岸がえぐられることも多く、1990年頃まではオシドリの繁殖が確認されていたのですが、今は見ることはできません。それでもカワセミ、ヤマセミ、セキレイ、サギなどの水辺の鳥や、オオルリ、キビタキ、アカゲラ、カケスなどの山の鳥を見ることができます。また、本州ではあまり見ることのできないノゴマを、渡り途中に河原に立ち寄った姿が確認されています。


 北海道日高地方と上高地周辺でしか見られないケショウヤナギもここ松本市梓川地区と波田町に挟まれたこの梓川流域で見ることができます。

 近年地元の研究家により、この辺りでは珍しい魚や植物などが発見され注目を集めました。その後、村やボランティアの協力を得て、1995年7月に「メダカの学校」が開校され、地域の子供たちが自然に親しめるようになってきました。


 ここからの情報を提供してくださるレポーターは、先にも少し触れた地元の研究家である逸見泰明さんにお願いしました。梓川地区の自然に関しては最も知っている人だと思います。

 逸見さんは写真家、故田渕行男先生とも親交が深かった方で、この地域や河原を案内するなどの手助けをしていました。現在も自然に詳しい専門分野の先生方と懇意にしていて、研究の協力にと忙しく動き回っています。

逸見さんへの連絡は次まで

逸見 泰明
長野県松本市梓川梓2423-5
TEL 0263-78-4307

E-Mailは:こちら


それでは最近の話題からどうぞ

詳細は、「レポート月」「レポート年」をクリックしてください。

「梓川の自然」
〜梓川ウォッチング 〜


2009年

4月<No.212〜ヤマブキ>

2月<No.211〜冬のメダカの学校>

1月<No.210〜野鳥>


 

2008年

12月<No.209〜ホトケドジョウとスナヤツメ>

11月<No.208〜カワモズク>

10月<No.207〜ブラウントラウト>

9月<No.206〜ケショウヤナギの発芽実験>


2006年

6月<No.205〜メダカの学校>


2004年

11月<No.204〜梓川の大岩>

10月<No.202〜メダカの学校/No.203〜マツタケ>

9月<No.201〜ナガレモンイワナ・ツルボ>

2月<No.199〜流れの止まったあつさがわ/No.200〜矢橋の不思議>

1月<No.197〜新しい草木/No.198〜サワガニ>


2003年

12月<No.195〜ホトケドジョウ/No.196〜地域の自然に親しむ>

11月<No.193〜ホトケドジョウ/No.194〜カワモズク>

10月<No.191〜ツユクサの白花/No.192〜ヒカリゴケ>

9月<No.189〜水路の魚/No.190〜ホソアシナガバチ>

8月<No.187〜ネジバナ/No.188〜これが自然界>

7月<No.185〜スナヤツメの産卵/No.186〜スナヤツメほか>

6月<No.183〜ウケによる調査/No.184〜メダカの池>

5月<No.181〜ショウジョウバカマ/No.182〜アメリカザリガニ>

4月<No.179〜メダカの学校/No.180〜ホトケドジョウ>

3月<No.177〜矢橋放水路/No.178〜春の雪>

2月<No.175〜ワスレナグサ/No.176〜浮島の森>

1月<No.173〜矢橋/No.174〜オモト>



 

2002年

12月<No.171〜雑木林/No.172〜梓川に群咲くサボンソウ>

11月<No.169〜ケショウヤナギ/No.170〜冬の訪れ>

10月<No.167〜カニ/No.168〜梓川矢橋>

9月<No.165〜メダカの子/No.166〜ケショウヤナギ>

8月<No.163〜メクギ/No.164〜カジカガエル>

7月<No.161〜オニヤンマ/No.162〜上空からの梓川>

6月<No.159〜除草剤/No.160〜川原の花>

5月<No.157〜山の手を歩く/No.158〜ケヤキ>

4月<No.155〜ケショウヤナギ/No.156〜ショウジョウバカマ>

3月<No.153〜梓川村のシダレザクラ/No.154〜ミズバショウ>

2月<No.151〜スナヤツメ/No.152〜メダカの池>

1月<No.149〜カジカ/No.150〜ホトケドジョウ>


2001年

12月<No.147〜冬桜/No.148〜紅葉>

11月<No.145〜はばの木/No.146〜矢橋の風景>

10月<No.143〜ツルボ/No.144〜マツタケ>

9月<No.141〜カワモズク持ち去られる/No.142〜水路断水>

8月<No.139〜オカメドジョウ/No.140〜スナヤツメの産卵>

7月<No.137〜スナヤツメの産卵/No.138〜ニセアカシア倒れる>

6月<No.135〜ホトケドジョウの子/No.136〜メダカの池>

5月<No.133〜花が咲く/No.134〜メダカ今年も産卵する>

4月<No.131〜ショウジョウバカマ/No.132〜コブシ>

3月<No.129〜水ぬるむ/No.130〜光は春>

2月<No.127〜大雪/No.128〜シダレザクラ>

1月<No.125〜金松寺山/No.126〜真冬のケショウヤナギ>


2000年

12月<No.123〜矢橋放水路/No.124〜入り窓に日が入る>

11月<No.121〜梓川の水量、千曲川の水量/No.122〜自然にもどる(矢橋放水路)>

10月<No.119〜ハチの巣の思い出/No.120〜メダカの学校>

9月<No.117〜水路の魚/No.118〜シラクチの実>

8月<No.115〜カワニナ/No.116〜産卵観察>

7月<No.113〜ムシトリナデシコ/No.114〜立田幅>

6月<No.111〜ハキリバチ(?)/No.112〜矢橋 荒らされる>

5月<No.109〜ウスバサイシン/No.110〜タガソデソウ>

4月<No.107〜メダカの学校 休校/No.108〜カタクリ>

3月<No.105〜大石/No.106〜移動>

2月<No.103〜松本平/No.104〜ケショウヤナギ>

1月<No.101〜梓川/No.102〜ホトケドジョウ>



1999年

12月<No.99〜ふたたびカワモズク/No.100〜初冬>

11月<No.97〜今年の紅葉は?/No.98〜カワモズク>

10月<No.95〜フユノハナワラビ/No.96〜トンボの仲間>

9月<No.93〜キハダ/No.94〜ツリフネソウ>

8月<No.91〜黄色いアシナガバチの巣/No.92〜オニヤンマ>

7月<No.89〜グミの実/No.90〜スナヤツメの産卵>

6月<No.87〜カワモズクその後/No.88〜ムシトリナデシコ>

5月<No.85〜サクラ/No.86〜若葉の季節>

4月<No.83〜メダカの学校/No.84〜ミズバショウ>

3月<No.81〜梓川村の新しい魚/No.82〜松本平(梓川)>

2月<No.79〜オオバノオニイタヤ/No.80〜セツブンソウ>

1月<No.77〜クワイ(2)/No.78〜シダレカラマツ>



「やばし」
〜梓川ウォッチング 〜



1998年

12月<No.75〜ホトケドジョウ、ヤゴ/No.76〜ブラウントラウト>

11月<No.73〜斑入りのサイハイラン/No. 74〜カワモズク その後>

10月<No.71〜台風7号/No. 72〜カマツカ>

9月<No. 69〜サクラマス/用水路断水/No. 70〜ゲンノショウコ>

8月<No. 67〜早朝/No. 68〜シナノナデシコ>

7月<カワモズク発見>

7月<No. 65〜ドジョウ/No. 66〜ヘイケボタル大発生>

6月<No. 63〜サイハイラン・生物捕獲調査/No. 64〜モノアラガイ>

5月<No. 61〜ヤマブキ/No. 62〜ターラベーボの蜜>

4月<No. 59〜時の流れ/No. 60〜キブシ>

3月<No. 57〜大雪のあと/No. 58〜雪どけ>

2月<No. 55〜大雪/No. 56〜矢橋はまた真冬>

1月<No. 53〜春を待つ/No. 54〜ゴミ……でも>


1997年

12月<No. 51〜サイハイラン/No. 52〜大雨で流される>

11月<No. 49〜ケショウヤナギ/No. 50〜ホトケドジョウ>

10月<No. 47〜フタモンアシナガバチ/No. 48〜クワイ>

9月<No. 45〜アケボノソウ/No. 46〜カツラの木>

8月<No. 43〜矢橋景観/No. 44〜オニヤンマ>

7月<No. 40〜メダカ/No. 41〜大水/No. 42〜ソバナ>

6月<No. 37〜コケイラン/No. 38〜シラクチの花/No. 39〜用水路の魚>

5月<No. 34〜やばし放水路/No. 35〜春さなかに/No. 36〜矢橋放水路>

4月<No. 33〜ケショウヤナギ/No. 32〜コブシ咲く/No. 31〜いっぱい>

3月<No. 30〜春だ!!/No. 29〜梓川の大岩/No. 28〜川原の小さな池>

2月<No. 27〜冬のカエル/No. 26〜ヒカンザクラ/No. 25〜ヒダサンショウウオ>

1月<No. 24〜アケボノソウ、矢橋には多い/No. 23〜矢橋メダカの学校/No. 22〜有終の美(3)>


1996年


12月<No. 21〜ホトケドジョウ(3)/No. 20〜ケショウヤナギ/No. 19〜冬の木>

11月<No. 18〜赤い実/No. 17〜落葉のダム>

10月<No. 16〜矢橋全景/No. 15〜ホトケドジョウ(2)/No. 14〜秋雨>

1996年5月〜9月
<No. 13〜小さな川に大魚/No. 12〜ツルボ(ユリ科)/No. 11〜カワニナ/No. 10〜トンボ/No. 9〜カワラナデシコの白花/No. 8〜ホトケドジョウ/No. 7〜ギナ/No. 6〜メダカ/No. 5〜草(1)/No. 4〜木(1)/No. 3〜鳥(1)/No. 2〜魚(1)/No. 1〜矢橋元年>

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