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Iターンネットワーク 新・信州人倶楽部 |
~第81号~ |
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◆バーベキュー例会のお知らせ◆次回例会は、恒例のバーベキューです。毎回楽しみにして参加してくださる方も多く、今回の献立にも力が入ります。初めての方もぜひ参加してみてください。
●スケジュール
●日時:7月14日(日)AM10:00~
●場所:梓水苑バーベキューハウス
●会費:1500円参加型バーベキューのため、会費とは別に大人1人あたり500円程の、好きな食べ物・飲み物などを持ってきてください。ご自分の食べたいバーベキュー用食材や、自家製サラダ、おにぎり、デザートなど大歓迎です。準備できない方は、500円分加えた会費(2,000円)をお支払いください。
皆様の参加をよろしくお願いします。
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◆総会報告◆今年の総会は、例年通りアルプス公園「森の入口休憩場」会議室で行いました。当日のアルプス公園は季節外れの雪となりビックリしましたが、皆さん無事に集まってくれました。
今回は7名と少ない参加者でしたが、活発な意見交換ができました。
総会後の昼食・懇談では、当日参加された新会員さんの話題を中心にいろいろの話が出て、楽しい有意義な集まりとなりました。
今年度事務局体制ですが、昨年同様3名で運営していきますので、よろしくお願いします。
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●辻 正道◆郷土に“いいもの”発見!◆
~蘇州にて~
4月27日、年1回の会社の花見で午前1時近くに帰り、30分だけ床に入って午前2時、ジャンボタクシーでセントレアに向かう。行き先は今、尖閣問題で緊張高まる中国。しかも最近にわかに鳥インフルエンザが深刻化する、そのご当地上海・蘇州だ。
3番目の息子が昨年9月から1年間、上海交通大学へ交換留学生として行っており、この連休を逃してはもう行く機会はない。鳥インフルエンザは人から人への感染はまだ確認されていない。それに大体、現地では息子も含めて2,000万の人が日々生活しているのだ。周りにはとても上海に行ってきますとは言えないが、Let's Go!Go!
中国では、息子が全行程に同行、ガイド役だ。町はすごい人、人、人だ。中国には実に12億4000万の人がいる。上海の人口もなんと2,000万、東京の2倍だ。
車もめちゃくちゃ多い。排気ガスと工場の煙で上空は青空でも町は年中薄曇りだ。いろんなバスが縦横に走り、オートバイ、自転車も多い。しかもみんなぼろい中古車ばかりだ。
まずは大学へ。息子がタクシーをつかまえる。タクシーと言っても名ばかりでほこりだらけの車だ、ドアーは自ら手であける。でも安いし便利だから乗る。クラクションがあっちこっちから鳴り響く。ウインカーも出さずに急に曲がってくる、交通マナーなど微塵もない。でもこの活気とエネルギーはどうだろう!
古い町並みが残る豫園に繰り出す。ここが上海名物小籠包の発祥の店だと息子が言う。迷わず列に並ぶ。食べることはやはり、旅の最大の楽しみのひとつだ。出張でも夜、旬の地魚と地酒で一杯やるのが最大の楽しみではないか。
やっと席があき、青島ビールでまずは乾杯!昼間に飲むビールは格別だ。ほかほかの小籠包がきた。口に入れる。「アチチ、アチィー!やけどするよ!」「先に中のスープを飲んでから食べるんだよ」「先にそれを言わんか!」
4月28日 今日は蘇州へ。大好きな鉄道の旅だ。朝10時すぎ、上海駅から銀川行きの快速に乗る。快速?「銀川」とはどこだ?
銀川着は翌日の夜だからかなり遠そうだ。地図で調べると、上海から北西方向、西安、北京よりもはるか先だ。「快速」というがこれは夜行列車だ。中に乗り込むと超満員、みんな地元の人だ。
中ほどではもう宴会が始まっている。あちこちで甲高い声が聞こえてくる。目の前ではカップラーメンに湯を注ぎ始め、その隣ではお茶をのみ、驚くなかれ、口から茶殻をぺッぺッと床に吐き捨てた。こういう調子で延々35時間、列車の旅が続くのだろう。私もこのまま銀川までみなさんと乗っていきたい。
1時間ほどで蘇州に着く。蘇州では念のためマスクをつける。駅からタクシーで世界文化遺産の庭園、拙政園に向かう。
やはり人が多く車も多い。でも誰もマスクをしてないし蒸すのでもうやめる。
その帰り道、露店が並ぶ中、刺繍の絵を店いっぱいに飾ったお店をのぞく。蘇州刺繍は有名だ。その中で一枚、水上生活を描いた絵を見つけた。船の上に、釣り糸を垂れ、洗濯物をロープで干し、子どもが遊び、白いワンちゃんもいる。家族5人が一艘の船の上で暮らしている。家族の原点がここにある。実にのどかで楽しそうだ。これらが色あいも美しく刺繍で描かれている。
「これいくらですか?」「25元」日本円で350円ほど。「やす―!」手作りで額までついてこの値段?「お土産にもう1枚買うから2枚で40元でどう?」「しようがないなあ。ところでこの兄さんは中国語うまいけど誰?」「3番目の息子だよ」「へえー3人もいるの?中国では法律でオンリーワン!だよ。お金出せば産めるけどね」、お店の主人となんだかえらく気が合い、一緒に写真に収まる。
運河沿いにぶらぶら歩く。水の都、蘇州らしいところだ。石橋のたもとになかなかいい喫茶店を見つけた。外のテーブルでしばしくつろぐ。お茶はさすが本場、香りもよく甘い。ポットのお湯を注ぎ何杯でもいただく。
私は、黙って水路沿いの家々や食堂のようす、橋を渡る人々を何気なく眺める。家内は息子となにやら中国での暮らしの話をしている。水をわたる風が心地よい。時がゆっくりと流れる。至福のひととき。
帰りは新幹線で上海へ、速いけど殺風景な車内。「上海生活もだいぶ慣れたようだな」「最初は、右も左も分からないし、言葉も全然ダメ。お金もなくなり、キャッシュカードはすぐに使えない。もう、最悪だったね」。
「でもそんな時、寮の事務室にとても親切な人がいてお金を一時貸してくれたり、友達もだんだん出来てきた。休みにはせっかく中国にいるのだから世界遺産の黄山、泰山へも足を伸ばし登ったよ。マカオの町はとくに気に入ったね」、「へえーすごいじゃん」。
東京での学生生活ではほとんど出歩かず、旅や山など全く興味がなかった息子が、急に外に目を向けだし、山も好きになり、中国では夜行列車に乗って世界遺産を回るほどになったとは。
「中国の生活もあと2ヶ月だな」「上海は最高だね。この1年はたぶん人生で最も短い1年になると思うよ」。 ◆◆◆ ●長野 鉄雄◆変わっていてすごいなと思った物、変わっていなくて悲しいと思った物◆
私事で恐縮ではありますが、携帯電話を初めてスマートホンに変えました。
これまで変えなかったのは、金銭的なことと興味がわかなかったからですが、今後これを知らないと仕事の業界で生き残れないのではという危機感からでした。
数年前のクラブの忘年会の時に初めて中澤さんから見せていただき、ここまで進歩しているのかと驚きましたが、自分で持ってみていろいろと試しているうちに、便利ですごいなとあらためて思いました。
でも、便利さの裏側には必ずマイナス面もあるのかもしれませんが、そこはまだよくわかっていません。文明の恩恵にあずかっているうちに自分にとって災いとなることが起きない事を願っています。
話は変わりますが、私は今、毎日曜日に歯医者に通っています。子供のころのトラウマから歯医者は苦手なのですが、やむを得ません。
しかし、どうしたことか治療法が子供のころと全く変わっていないのです。あのタービンの音、この年になっても苦手です。麻酔もとても痛いし。こればかりは、なんとかならないかと切に思う今日この頃です。
痛いと思うつらさの裏に、なにかプラスとなる面はないかと考えたのですが、なにも見つからないのです。自分が子供のころから歯を大切にしてこなかったのが悪いと自分をしかりつけ、いやいや歯医者に通っています。
今回は変わっていてすごいなと思った物、変わっていなくて悲しいと思った物について書かせていただきました。◆◆◆
●みたぼら農園◆みたぼら通信◆
●第566号 2013・4・25
雑木林に降る雨が春の緑を濃くしている。朝、玉子焼きを作るために、卵をボールの縁に何度も打ちつけ、3回目にやっと、それが母が昨日サラダに入れるためにゆでた、茹で卵だと気がついた。相変わらずうっかりしている私である。
そんなうっかりしている私に代って、生協で食材を注文するのは姉の仕事だ。私と母は料理担当、父は食べるだけと、専門と役割分担がはっきりしている。ただ冷蔵庫だけは誰の管轄なのか、いまいちはっきりしない。
そのせいで、時々食べ物を腐らせては、「お母さんが使うのかと思って、手を付けないでおいたのに」なんて、母に罪をなすりつけたりする。ひどい娘である。
近くに商店の少ない我が家の生命線は生協の宅配だ。これがなかったら飢えてしまうと言うほど、ほとんどの食料品を届けてもらっている。台所は家と同じで狭くて、コンロも二口しかない。その小さな台所で日に3度、大人4人分の食事を作っている。家が職場の仕事柄、今時珍しいと思うほど、私たちはいつも一緒にご飯を食べている。
しかし、悩みもある。親は60代、子は20代とジェネレーションギャップが大きいので、おかずを何にするかは難題だ。魚がいいだの、肉がいいだの、なんでもいいだのと、みんな勝手なことを言う。
父は最近「胃にもたれるから、ラーメンと焼き肉は嫌だ」と言いだした。いずれは、おかずを親世代用と自分たち用の二種類作らなければいけない日が来るのかと、一瞬考えた。
でも母は「そんなこと言いながら、バターケーキやシュークリームはお構いなしに食べているじゃない」と聞く耳を持たない。
確かに今も父の好物は、とんかつとチキン南蛮のままだ。 <より夏>
●第567号 2013・5・9
~農園のあれこれ~
この春、阿南町の農業委員は改選の時期だった。私がおぼつかないながらも、専業農家となって25年近くなる。娘ふたりも農民となったので、思い立って農業委員に名乗りをあげてみた。
今まで地域推薦で委員を決めて来た経過だったそうで、思わぬところから立候補表明者で出て、少々混乱したようだが立候補者中、女性は私ひとりで決着した。
この5月から仕事が始まる。新規就農してから、いろいろと考えることは沢山あったし、農業振興の工夫を提案したいと思っている。
TPPの脅威が目前に迫っている。そのことを意識しているのか、町長が農業振興の政策として、ユニークな取り組みを発表した。
それは、「ふるさと納税でコメを贈る」というもので、町長いわく、「生産農家からは高くコメを買い取り、納税者には寄付と同額相当のコメを贈ることで喜んでもらう。農家の所得向上、農業振興をはかることができる」、とのこと。
寄付と同額の物品還付は全国的にも珍しいようだ。コメに和牛の角煮をつけたらもっと喜んでいただけると思う。皆さま方にも、ぜひ阿南町へ「ふるさと納税」していただこう。問い合わせは、阿南町振興課 0260・22・4055へ。 <母>
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●中澤 滋
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◆ソーラー発電体験記◆ 昨年10月、「おひさまファンド」を利用したソーラー発電設備を、ソーシャルエネルギー社が我が家に設置、太陽光発電を開始したことは以前お伝えしましたが、その後の状況について報告します。数字が多く、読みにくいかもしれませんが、ご容赦のほどを…。 |
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◆編集後記◆
桜が見頃…なんて期待していたのに、この変なお天気のお蔭で、松本の桜はほとんど終わっていました。家の桜も、つぼみがふくらんでからの積雪で、だめになるかと心配しました。
それでも今年は、家の桜でお花見できました。
これから花桃が咲いてくれます。
季節の移り行くことを感じつつ、日々の事柄に目を留めて感謝したいものです。編集会議のお蔭で、引きこもらずに済んでいます。(倉)
今年は天候が変で、季節外れの雪や雹、霜害があったと思うと、今度は30度を越える真夏日になって体がついて行けない人も多いのでは? そんなことを言いながらもまた皆さんに「よりましょ」でお会いする日が来ました。
今回も我らは好きな事を言ってるだけ、全て中澤さん任せの無責任さは変わりませんが! 毎回どうもすみません!!(Toshi)
梅雨に入ったというものの、こちらでは雨のない日が続きます。おかげで庭や畑の水やりに追われる毎日です。気象図を見ると、素人目にも本当の梅雨は前線が上がってくる、これからのように思えますよね。
気象庁も、すなおに「早めの梅雨入り宣言をしてしまった」と、一言お詫びがあれば、「金ばかり使って」と、怒りたくなる気持ちも静まるのに…。(中)
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