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新・信州人倶楽部

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第128号

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長野県各市町村のIターン支援策
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長野 鉄雄 

スマホが壊れてあらためて気づいたこと

 先日、格安スマホを起動時にPINコードを何度入力してもロックが解除されなくなってしまいました。
 それもタイミングが悪すぎることに、旅行に出発する直前でした。
 スマホの中には、新幹線や飛行機や宿泊先のビジネスホテルの情報が入っています。
 とりあえずこれらの情報はパソコンから紙に転記してなんとか凌いだのですが、それほど交通の便が良くないところへ行くので、交通機関の時刻表や乗換情報を得る事は必須となるのですが、このままだと本当に困ることになります。
 他にも、いろいろと調べ事がある際に非常に重宝しているので、まったくを以て困りました。そのままの状態で新幹線に乗り、目的地の宿に着いたのですが、やはりスマホの電源の再起動を幾度か試みましたが画面のロックは解除されないままでした。
 私はスマホの回復を諦め、宿の窓の外に目を移しました。
 外は深い雪の中で、深々と降っているのでした。とてもキレイな水墨画のような風景が広がっていました。
 考えてみれば、このスマホは便利ではありますが、それと引き換えにたくさんの貴重な時間を削っていたのではと思い直しました。
 真っ白い雪景色を眺めていて、頭の中が一瞬クリアになったからか、持参してきたパソコンにUSBケーブルでスマホを繋ぎなんとかならないかと再度トライしました。
 その状態で、パソコンからスマホへの接続を試みていたところ、なんとか繋がり入力できなかったPINコードが入力できるようになり息を吹き返しました。
 購入から5年以上が経過し、もはや末期症状かも知れませんが懐でカイロのように暖かくなってきているところを見ると、スマホ本体の買い替えか火災や爆発などの発火のリスクを承知でバッテリーを交換しなければならない時期が来ているのかも知れません。
 今回の一件は、やはり自分がスマホを操作しているというより、逆にスマホに操作されているのでは、そしてその間にたくさんの時間を削られてもったいないことになっているのではという思いを新たにしました。
 今後は、このようなことを意識しつつスマホを使っていかねばと思っております。

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ロス大火災について

中澤 滋 

 ロサンゼルスを襲った大規模な山火事について、2025年1月22日付長州新聞の記事から主な内容を紹介します。
 山火事は7日、ロサンゼルス西部の高級住宅地パシフィック・パリセーズの近郊から出火した。昨年来、何カ月も雨がほとんど降らなかった乾燥した南カリフォルニアで、「サンタ・アナの風」と呼ばれる強風にあおられて、プールやテニスコートを持つ家庭も多い高級住宅街はほぼすべての建物が焼け落ち、壊滅的な被害を受けた。山から海に向かった火の勢いが強く、海沿いの幹線道路には煙がもうもうと立ちこめ、沿道の飲食店や住宅も全焼したと報じられている。ハリウッドの有名俳優をはじめ、セレブたちも家を焼け出された。
 ロサンゼルス郡消防本部などの13日の発表によると、パリセーズ火災は約96平方kmを焼失し、5300棟以上の建物が被害を受け、少なくとも8人が死亡した。イートン火災では約57平方kmが焼失し、7000棟以上の建物に被害が出、16人が死亡した。その他、パリセーズ火災とイートン火災であわせて23人が行方不明になっている。
 8日にはハリウッドヒルズのあるサンセット地区でも出火し、ハースト地区やケネス地区でも火の手が広がった。さらに13日になると、隣のベンチュラ郡でも新たに火の手が上がった。こうして炎が地域全体を呑み込んで、住宅や商業施設、学校や図書館、教会、食料品店などの焼け跡が広がっている。
 今回、山火事がこれほど広がった原因の一つとして、国民の生命・財産を災害から守ることを使命とする消防局の予算を大幅に削減したため、消火活動がほとんど成り立たなくなっていたことが指摘されている。
 ロサンゼルス市消防局のクリスティン・クローリー消防署長は、山火事の最中の地元メディアとのインタビューで、「昨年六月、カレン・バス市長が消防局の予算1750万ドル(約27億3000万円)も削減したため、技術・通信インフラ、給与処理、訓練、火災予防、地域教育など、消防署の中核業務を維持する能力に悪影響が及び、消火活動に支障が出た」と非難した。
 バス市長は昨年、一方で警察の予算は大幅に増額しながら、消防やその他の重要な公共サービスの予算を削減する予算案を提出した。これに対してクローリー署長は、昨年の市の予算公聴会で、2010年以降に消防要請が55%も増加しているにもかかわらず、市長が消防署の職員61人を削減したことを批判し、逆に職員159人の増員を求めた。
 クローリー署長は「予算削減によって職員や消防署の数が足りず、このままでは山火事などの緊急事態に消防署が対応できなくなる。残業手当の削減によって大規模緊急事態に備えて消防士を訓練することもできなくなるし、整備士も不足して、今でも車両の修理が遅れている。住民の生命や安全を守るために消防署の能力拡大が必要だ」と警告を発していた。しかし、バス市長はこれを無視した。
 そして、山火事は起こった。消防士や整備士は不足し、たくさんの消防車が放置されたままで、埃をかぶって動かない消防車も少なくなかった。
 もう一つの疑問は、なぜ消火栓の水がくり返し不足したのか、もっとも必要なときに水道システムが機能不全に陥った原因は何か、である。
 現場で消火にあたった消防士たちは、「消火栓が干上がり、水を出すことができなかった」と語っている。高級住宅街パシフィック・パリセーズ地区では7日の出火当時から消火栓が水圧不足であり、全体の約2割の消火栓が枯渇し給水できなかった。消火栓の枯渇はイートン地区でも起こっていた。
 消火栓への給水はロサンゼルス市水道電力局(DWP)が担当している。ところがその水道システムが、そもそも山火事を想定して設計されていないことが今回の火災で暴露された。
 パシフィック・パリセーズは山を切り開いて造成された高級住宅街で、水は導水路などから丘陵地帯の3つの貯水タンク(容量はそれぞれ約380万L)に送られ、そこから重力によって各住宅や消火栓に流れ込む仕組みになっている。問題はその水の量が消火活動に十分なほど確保されていたのかということだが、今回の山火事の最中に市水道電力局の元幹部は、「このシステムは、数百件の家屋を焼失する火災ではなく、数軒の家屋を焼失する火災を想定して設計されていた」と証言した。山火事の危険性があることをわかっていながら、それに対応するよう水道システムを再設計すると莫大なコストがかかるので、そのまま放置していたわけだ。
 だから、火災が広がると3つの貯水タンクは次々に空になり、消火栓に圧力をかけることができなくなった。また、近くにあった予備のサンタイネス貯水タンク(容量は4億4300万L)は、昨年2月から修理中で空になっており、使えなかった。出火から3日目には、消防士たちは消火栓から取水するのを完全にあきらめ、プールや海から取水していたという。
 今回のロサンゼルス近郊の山火事は、消防や水道など社会のインフラが、予算の削減と民営化によって人員も設備も不足して総崩れとなり、まともな消火活動ができないなかで被害が拡大した人災だ。住民たちは「戦争のためには莫大な予算が割かれているのに、火災対策にわずかな予算もあてず、消防士もいなければ水もない」と抗議している。
 1981年に大統領に就任したレーガンが新自由主義に舵を切り、それ以来民主党も共和党も「小さな政府」「市場原理」といって公的機関やサービスを民営化し、規制緩和によってごく一握りの大企業や投資家を優遇してきた。しかしその結果、自然災害に対する国や自治体の公的な機能がマヒし、山火事から住民の生命や財産が守れない。それは金もうけのために社会を犠牲にする、新自由主義の犯罪性をあらわしている。アメリカを後追いする日本も、これを対岸の火事とみなすことはできない。

 

編集後記

 朝起きたときに突然の「こむら返り」に襲われたことはありませんか?
 『こむら返り 整形外科の名医が教える最高の治し方大全』の著書がある、出沢明PEDクリニックの出沢明氏によると、「こむらとは、昔の言葉でふくらはぎ(腓腹筋)のこと。こむら返りは医学用語では『有痛性筋痙攣』や『筋クランプ』と呼ばれる症状で、ふくらはぎの筋肉がつっている状態です。『つる』という現象を簡単に言えば、筋肉にあるセンサーの誤作動で、歯止めを失った筋肉が勝手に暴走することです」
 出沢氏によれば、このセンサーの誤作動は次のような要因で起きやすくなるという。
・加齢による新陳代謝の低下
・筋肉の疲労
・血流の低下
・水分の不足
・ビタミンやミネラルの不足
・運動不足などによる筋力低下
 こむら返りは、水泳やゴルフなど水分が不足しがちな運動中にもしばしば起きるが、血流が低下する就寝中にはとくに起きやすい。背中や脇腹などでも筋肉がつる現象は起きるが、ふくらはぎがつりやすいのには理由がある。
 「直立姿勢をつねに支え、歩くときに絶えず伸び縮みを繰り返すために疲労しやすいこと、心臓から遠いために血流が滞りやすいこと、足元は冷えやすいこと。加えて、夜にあおむけで眠るときは爪先が下がりふくらはぎの筋肉が縮みやすいことから、つりやすいのです」
 また就寝中はコップ一杯ほどの水分が出ていくので、就寝前にコップ1杯の水を飲むのが良いそうです。そして毎日の食事で気にするべきはビタミンやミネラルだといいます。
 昨年10月、中国・成都市第三人民医院の研究者らの発表した最新報告によると、発酵食品などに多く含まれるビタミンK2が筋肉の緊張を緩める作用があるというのです。
 つまり納豆、チーズなどを日常的に摂ることが良いそうです。(中)

 

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